会社の目的

この会社の目的

1.アート市場の活性化

幼い頃、陶芸や古美術などに触れて育ち、青年期はファッションやカルチャーに強い興味を抱き、ウォーホル、リキテンスタインなどアメリカのポップアートに強い影響を受けました。

当時の私は、海外アートだけがアートであると思い込み、日本の美術業界には然程興味を持てずにいました。そんな時、きっかけは失念しましたが、奈良美智の作品に出会ったのです。どうしても作品が欲しくてお金を貯めて作品を購入しました。

そこから日本のアートに興味を持ち、新しい出会いを求めてギャラリーや美大の展示などに出向くようになりました。ギャラリーに出向くようになった当初は「美大生ですか?」と聞かれたり、中には傲慢な態度をとるギャラリーなどもあり、かなり閉鎖的なイメージでした。

そして現在、これまでにないほど日本のアート市場は盛り上がっています。

確かに今までも村上隆や奈良美智、そして草間彌生など今でも絶大な人気を誇る作家はいましたが、それはほんの一部であり、新人作家や中堅作家にはとても厳しい世界でした。中には海外での評価が高く、海外を拠点に活躍する作家もいましたが、それでも日本では作品は売れず、「日本人はアートを鑑賞はするが購入はしない」というのが共通認識でした。

それが今大きく変わってきています。SNSの普及によりアーティストたちは気軽に自身の作品を公表できるようになりました。日本の若手コレクターたちはそこから情報を集め、人気の出そうな新人作家や、人気ギャラリーの作家の作品を買い進めるようになったのです。好きだから、優越感に浸りたいから、投機目的など理由は様々です。もちろん、アートが大好きで、その作家、その作品、コンセプトに惹かれて購入するコレクターも増えています。

本題に戻りますが、私は後者のコレクターの数をもっと増やしたいと考えています。

そこで私にできることを考えました。

(1)自身が住まう町のビルの一室を借りてアートギャラリーを開廊する。

(2)イベント会場でアートイベント等を行う。

都心ならまだしも、どちらも相手に興味を持ってもらえなければ集客は難しいのではないか?

それならばいっそのこと、こちらから出向こうと考えました。

そうして生まれたのがAbiko Contemporary Art Gallery です。マンションのエントランス(玄関口)やロビーに設けられたギャラリースペース。居住者様の「ただいま」と「おかえり」を担う玄関口に飾られた絵画は、アートを身近に感じていただけるきっかけになると思います。

課題は多々ありますが、この取り組みは必ずアート市場の活性化、並びにコレクターの増加に繋がると信じております。

2.作家の活躍の場を広げる

これまで、美大の卒業制作展やギャラリーのグループ展などで「良いなぁ」と思う作家がいても、それっきりになってしまうことが多々ありました。

これに関しては作家本人が決めることなので仕方のないことですが、「展示機会が無いから」などの理由で辞めてしまうことを少しでも減らしたい。

そんな思いから、Abiko Contemporary Art Galleryのようなギャラリーを増やして展示場所を提供しようと考えました。もちろん、展示以外にも企業や作家と連携をとり、様々な企画を考え実現していけるようにします。

3.アートギャラリーを開廊する

上記のようなギャラリースペースでの展示では彫刻などの立体作品の展示や大型作品の展示、インスタレーションや公序良俗が問われる可能性のある作品の展示などその作家性により制約があるものが多いため、アートギャラリーの開廊は必須であると考えております。